ハンドキャリーとLCC その2

以前、「ハンドキャリーとLCC」というお話を書かせていただきましたが今回は第2弾です。

ハンドキャリーというお仕事の性質上、お客様の大切な貨物を「安心」「安全」「確実に」目的地に届けなければなりません。

もしLCCを乗り継いで目的地に行く場合は更にリスクが高くなります。

LCCではコストを削減するために機内サービスをなくすだけでなく、タイトなフライトスケジュールや厳しい変更やキャンセルのペナルティー、乗り継ぎ時の荷物のスルー不可と様々な特徴がございます。

ハンドキャリーにとってとてもリスクとなるのは乗り継ぎの際に荷物がスルーできないということです。例えばバンコクよりクアラルンプール経由でジャカルタに行くとします。フルサービスの航空会社であればクアラルンプールで飛行機を乗り換えるだけでバンコクで預けた荷物はそのままジャカルタまで運ばれますのでジャカルタに着いて荷物を受け取れば良い事になります。しかし、LCCを利用した場合は荷物のスルーができませんのでクアラルンプールで荷物を受け取り税関を通り出発ロビーで再度チェックインしなくてはいけなくなります。その際に税関を通る訳ですから当然ながら通関しなくてはいけなくなります。

この場合での問題点はもう一つあります。もしバンコク~クアラルンプールまでの飛行機が遅れてしまった場合、通関・入国審査・チェックイン・出国審査を受けなければならないためクアラルンプール~ジャカルタの飛行機に間に合わなくなってしまうかもしれません。もし間に合わない場合はフルサービスの航空会社ならバンコク~クアラルンプールの便に責任があるということでクアラルンプール~ジャカルタは別の便を無料で用意してもらえます。その日にフライトがなくなってしまった場合はホテルも保証してもらえます。しかし、LCCではクアラルンプール~ジャカルタの便は保証されず買い直し、その日にフライトがない場合のホテル代は自己負担となります。

このような点でとてもリスクが高いということになります。

あまりそのようなトラブルに巻き込まれることは多くはないかもしれませんが、LCCはなるべく利用せず、フルサービスの航空会社のご利用をオススメしております。

ウクライナ・キエフ向けハンドキャリー

ウクライナの首都キエフ向けのハンドキャリーがありました。

今回は日本発でしたが、直行便はありませんでしたしヨーロッパ側の旧ソ連の国ということでモスクワ経由が一番良いルートかと予想しましたが調べてみるとヘルシンキ経由が乗り継ぎも良く最短の所要時間で行けることがわかりましたのでそのルートで行くことに決めました。

まだ寒い時期で雪がちらついたりしましたが、落ち着いた街並みはとても綺麗でした。

治安も良いようで夜も遅くまで街中では人が歩いていました。

おまけですが、「ボルシチ」は実はウクライナ料理だったそうです!